同人秘書 公式ブログ

同人作品進捗管理サービス「同人秘書」にまつわる情報をお届けします!

【同人秘書一問一答】その1.執筆計画編

どうも、同人秘書事務局です!

今回は執筆計画にまつわる素朴な疑問についてお答えします!
ちなみにこの一問一答はマンガ原稿の執筆を前提として想定しております。
小説原稿の執筆には当てはまらない部分もございますが、ご了承ください。
また同人誌の執筆には個人によって事情が異なる部分も多々ありますので、
その点を考慮にいれていただければ幸いです。

そもそも1ページに何時間掛けてるかなんてわからないよ!!

今までに何度か同人誌を執筆している方でしたら、
「1ページに何時間掛けてる」かは把握してなくても何らかの形で原稿のペース配分を把握されていると思います。
例えば「2ヶ月あれば24ページ描けるな」や、「コミケには毎回16ページくらい描いてるな」などです。
そういった、ご自身で把握されているペース感覚を元に、作業時間(確保できる時間)と必要時間を見積もってみるとよいと思います。

例:)
「2ヶ月あれば24ページ描けるな」
→「2ヶ月だとだいたい120時間くらいは描いてる?」
→「じゃあ1ページあたりの必要時間は5時間だな」
→「2ヶ月で120時間確保するためには平日1.5時間/休日3時間あればいいな」

もちろんこうやって立てた執筆計画は正確なものではありません。
またこの方法はまったくの同人初心者には使えません。
より正確な執筆計画を立てるには、一度、毎日の進捗状況を記録しながら原稿を執筆してみるのが一番です。
同人秘書は執筆計画の立案だけでなく日々の進捗入力にも使えますので、ぜひご検討ください。


その他の疑問点は「続きを読む」から!

どの工程になったら計画を立てればいいの? 今プロット(or ネーム or 下描き)やってるけど、計画立てていいの?

同人秘書の執筆工程に含めるのは「(ある程度)一定のペースで進められる作業工程」にしてください。
その前提で言うと、少なくともプロットは計画立案前に作っておくことをおすすめします。
プロットがなければおおまかなページ数すら把握することができない上に、
「1P分のプロット執筆に必要な時間」というのは正確に見積もれない場合が多いでしょう。
ネームについても同様に「悩みこんだらいくらでも時間が掛かってしまうか否か」で判断するとよいと思います。
下描き以降についてはある程度ペースを平均化できると思うので、執筆計画に含めてしまっても大丈夫だと思います。

同人秘書で計画を立てたら「破綻している」って言われた! 今まではこれで本出せてたのに!!

今まではこのペースで本を出せていたのに、同人秘書には「破綻している」と怒られる……。
この場合は「把握しているペース」か「想定している作業時間」が、過去の実績と乖離している可能性が高いです。
特に注意しなければいけないのが修羅場に差し掛かった際の作業時間・ペースです。
一般論になりますが、〆切に近づくに連れ、日々の作業時間は増大し、
1ページあたりの執筆時間は(簡略化により)減少する傾向があります。
修羅場の存在を考慮せず平常時のペース・作業時間で計算してした結果、「破綻している」と言われているのかもしれません。

同人秘書の執筆計画立案では、修羅場を考慮した作業時間の設定が可能になっています。
また執筆計画登録後でも日々の作業時間と執筆ペースについては修正可能になっております。
これらを利用して、「破綻していない」執筆計画を作成してみましょう!

twitterで毎日毎日「進捗が遅れてる」ってせっつかれる……もぅマヂムリ

twitterで毎日せっつかれてノイローゼになってしまった! そんな時の対策は主に2つあります。
1つは「twitterでの通知をオフにすること」。これで秘書にうるさくリプライされることはなくなります。
またこの方法は「進捗自体は特に遅れていないけど、リプライ自体がうるさい」という方にもオススメです。
ただし通知をオフにしただけでは、進捗の遅れを取り戻すことは難しいでしょう。
もう1つは「執筆計画自体をリスケジュールしてしまうこと」。
今からでも間に合うようにスケジュール調整をすれば、秘書から毎日「進捗が遅れてる」と怒られる事態は回避できます。
ただし無計画にペースアップだけで解決しようとするなどの無茶なリスケを強行すると、
数日経てばまた怒られる状態に逆戻りしてしまうでしょう。
時には「〆切を伸ばして次イベントに延期する」「ページ数を削ってしまう」など戦略的リスケも必要です。

毎日言われた通りの時間原稿やってるのに、「進捗が遅れてる」って言われちゃうよ……

予定されている時間だけ作業しても、予定されているノルマをクリア出来ていなければ進捗は遅れます。
同人秘書における“進捗”は時間基準でなく(どの工程を○○ページやった、などの)ノルマ基準なのです。
この場合、予定していた時間で作業が完遂できていないことになるため、
リスケジュールでペースを下方修正(1ページあたりに掛かる時間を増やす)したほうがよいでしょう。

逆に”予定されている時間に達していないけれど進捗は遅れていない”といったケースの場合は、
リスケジュールでペースを上方修正(1ページあたりに掛かる時間を減らす)するとよいと思います。

どちらの場合にも言えることですが、執筆ペースを変更したら、併せて日々の作業時間も見直してください。
また、日によって執筆ペースにゆらぎが出ることも大いに考えられますので、
遅れたからといってすぐにリスケせず、3日なり1週間なり、長期間進捗が遅れがちな時にリスケするほうがよいと思います。

〆切まであと3日、絶対間に合う計算なのに、秘書は「挽回はほぼ不可能」って言ってくる!

〆切直前になって、計画当初存在した”予備日”を消費する段階に差し掛かると、そのような通知が来る場合があります。
同人秘書内部では「予備日を使わずに執筆が完了する」想定で進捗を計算するため、
予備日を使い始めた時点で想定より進捗が遅れていると判断するのです。
この点につきましては、事務局内でうまく修正できないか検討している段階です。

修羅場では、秘書の忠言より、自分の感覚を信じて執筆してください。



というわけで、公式のFAQには載っていない執筆計画の細かい使い方・指針をご紹介しました。
「同人秘書ってよくわからない」とサジを投げてしまいそうな方の一助になれば幸いです。
今回はtwitterなどで事務局が調査した範囲での疑問についてお答えしましたが
「ここがわからない!」などこれ以外の疑問がございましたら、
コメント欄などに記入いただければできる限りお答えいたします。

以上、同人秘書事務局でした!